漢方の世界には、“宮寒不妊”という考えがあります。そのまんまですが、「子宮が冷えて、不妊の原因になっていますよ」という意味です。
子宮が冷えてしまうことにより、一番影響しやすいのが、“着床”の問題です。排卵しているか、いい卵子が作れているか?は、どちらかというと、卵巣の問題です。そこら辺は基礎体温からわかりますが、
子宮が冷えているってことは、血が子宮にちゃんとめぐっていないわけです。子宮内膜も厚くなりにくいし、着床にしくい環境となってしまいます。
子宮を十分に温めること!とても大事です。
しかし、現実的には、あまり冷えを感じていない方や 逆に、のぼせる時が多く、冷えより、熱感を感じる方も多いのです。では、どうやったら、自分自身で子宮の冷えをチェックしたらよいでしょうか?
それは、“月経の状態”です。
月経の状態については、以前も書いたので、そちらもご参考にしてください。
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生理の状態をチェックしよう!
子宮の状態をチェックするのに、大事なのが4つあります。
月経血の量 ・ 色 ・ 痛み ・ 塊り
なかなか、自分は量が多いのか?少ないのか?他人と比べるものではないので、わかりにくい方がいらっしゃいますが、生理期間中、3日間は、ちゃんとした量がでるのが、標準(1日ナプキン4回ぐらい)
なので、生理期間が7日であろうと、5日であろうと、3日であろうと、それよりも、ちゃんと出る日があるか!の方が大事です。
ですので、基礎体温には、そこら辺も書いておくと良いでしょう。
次は、色ですが、この色で、子宮が冷えているかをチェックできます。
月経血が、黒っぽい色をしている → 子宮が冷えている証拠=温めることが大事
月経血が、紫っぽい色をしている → ストレスが多く血行不良を起こして子宮が冷えているタイプ=ストレス改善
単に冷えているから、温めればいい! ということではないんです。原因によって対処法が違うんですよ。
次は、痛み。 これも、痛みが強い状態は、あまり良い状態とは言えませんね。血行不良が問題です。
塊も、ないのが、普通。 大きい塊がある=体が汚れている、小さい塊がある=ストレスが強い方に多いです。
子宮は、受精卵を受け止め、大きく育てる命の”ベット”です。冷えていたら、寒くて育ちませんよね。今一度、自分の生理状態をチェックしてみてください!