体外受精になると、自然妊娠や人工授精などと違い、実際に精子をとり受精させるので、あまり運動率や質のことを取り上げられることが少ないのですが、運動率が低かったり、質が悪いと、体外受精でも妊娠しにくいことがわかっています。
『受精はできるから、卵子の問題かと思っていました・・・』
女性は、そう思われる方が多いですが、受精率はもちろん、その後の着床率、妊娠率、流産しやすさも、精子の質、運動率、直進率が低ければ、影響するんですよ。
一般的には、卵子の老化が注目されていますが、精子の質の低下って思った以上に大きい問題なのです。特に体外受精をやっても・・・
なんども着床しない・・・
妊娠しない・・・
流産しやすい・・・
卵子の状態だけではなく、精子の状態もしっかり見ることが大事です。
特に流産しやすいときは、精液検査をしても染色体異常なんてわかりません。検査数値上、正常でも、その方が疲れていたり、ストレスが強かったり、不規則な生活を送っていたら、やはり精子の状態もよくありません。
やっぱり赤ちゃんは二人の力で授かれるものです。お互いに協力して、一緒に妊娠力を高めることは、大切なんですよ。