今回は、“お味噌”について。
まず、お味噌の材料を見ていきましょう。
基本、お味噌は、大豆・お米(麹)・食塩の3つで作る発酵食品です。
さて、ここで大事なのは、お味噌は、麹菌が常に発酵している生き物であることになります。
通常、お味噌を作るには、大豆・麹・塩を混ぜ合わせ、桶に入れ、1年以上寝かし、熟成させます。
長期間熟成させることで、麹菌がより一層活性化し、そして、大豆のタンパク質は、アミノ酸に分解され、たくさんのミネラル、酵素をふくんだ、体に良い味噌になってくれます。
だからこそ、お味噌には、ガン予防、脳の代謝促進、老化予防、脳卒中予防など、さまざまな働きがあるわけです。
もちろん、妊活にも、プラスにしか働きません。
しかし、その生きた発酵食品を作るために、デメリットもあります。それが、“作る手間”です。
そこで、開発されたのが、“速成醸造”と言った方法で作られたお味噌です。
簡単に言うと機械や添加物などを使って、2~4週で作る味噌ですね。熟成期間が短いため、大量に安く作れるのが、メリットですが、麹菌は十分に生かしきれません。
お味噌は毎日食べるもの。ぜひぜひ、発酵した、生きているお味噌を選んでくださいね!