自分の体質を知るために、実は、生理からある程度予測することができます。まずは、自分の体質に近いタイプを見つけてみてください。最初の方向性が間違っていたら、養生法も間違ってしまいますからね。ご参考にしてみてください。
その1 気の巡りが滞っているタイプ=気滞タイプ
気滞タイプは、簡単に言っちゃうと、“ストレス・自律神経失調症”タイプです。
常にイライラしがち、寝れない、頭がすっきりしない・・・ なんていうのも、気滞の症状ですし、いつも不安・心配性で、憂鬱、気が重い、気だるい、喉がなんか引っかかる、お腹が張る、気が巡らず、『なんとなく不調…』 っていうのが、特徴ですね。
特に女性は、この気滞が、女性ホルモンにものすごく影響しやすいです。ストレスがかかると生理が止まった!っていうのも、気滞からくるホルモンバランス失調ですもんね。
こういうタイプに多い生理のリズムを見てみると・・・
量は普通、色は普通の赤色、4~5日ぐらいでスッキリ終わりますが、周期は、早かったり、遅かったり、不安定な方が多いです。ぶっちゃけいうと、ストレスがないときは、とても安定します(笑)
また、基礎体温で見ると・・・
全体的に、ギザギザした形が多かったり、低温期から高温期に上がるまでに日数がかかったりする方が多く、排卵予定がわかりにくい、排卵障害を起こしやすい方が多いです。高プロラクチン血症の方にも多いですね。
生理痛は、どちらかと言うと、生理前にお腹が張って痛く、生理始まると楽になります。また、生理前、排卵時、胸が張りやすいのもこのタイプです。
生理前後によくみられる症状としては・・・
・生理間のイライラ、落ち込みが激しい
・顔や指にむくみを感じる
・ニキビや肌荒れが起こりやすい
・不眠や過食になりやすい
・ストレス時、便秘になりやすい
・軟便気味の方は、下痢になりやすい
こちらもどちらかというと自律神経の乱れから引き起こされる症状が多いです。
気滞タイプになってしまう原因としては、やはり、“ストレス”があげられます。ストレスに敏感なタイプと言った方がよいでしょうか。ストレスの多い職場、生活環境もそうですし、心配性、考えすぎなどの性格的な要因もあります。あまり考えすぎず、ストレスフリーを目指した生活・考え方を手にしたいですね。
このタイプで妊活されているタイプは、『なるべく1人でやらないこと』をおススメしたいです。妊活は、ストレスとの戦いですからね^^; 当店じゃなくても構わないので、しっかりサポートしてくれるカウンセラー(応援団みたいな存在)の方と一緒に行った方が、妊活もうまくいきますよ。
漢方薬からみると、ストレスでの不調を緩和するものもありますので、ストレスを緩和しながら、女性ホルモンを安定させるのが、方向性です。これをしないで単に温めても、効果が出にくいです。というか、漢方薬を飲んでも、温まっている!という実感が得られないと思います。必ず、ストレス+冷えや、ストレス+食事改善 両方の面からのサポートが必要です。